フェラーリって珍しくない
フェラーリと言えば、言わずと知れたスーパーカー。
誰が見ても分かるセレブの証、勝ち組の証です。
でも、フェラーリってそんなに珍しい車ではありませんよね?
都内で働いている人なら、一日に1台は見るでしょうし、休日でも観光地に行くとしばしば見かけます。
実は、2018年のフェラーリの販売台数は767台で、これは人口14億人の中国での販売台数よりも多いのです。
毎日2台のフェラーリが全国のどこかで納車されているわけです。
上流階級や、起業家の人と関りを持つようになると、フェラーリオーナーに出会うことも多く、話題としてはパワーがあるので、フェラーリに詳しいとグッと接近できるチャンスになるのです。
そこで、この記事ではフェラーリの歴史や基本的なことから、モデルごとの特徴、他の車種との違いを詳しく解説したいと思います。
フェラーリの歴史
フェラーリはエンツォ・フェラーリ氏が創業したスポーツカーを専門とするメーカーです。
エンツォは元々アルファロメオのレーシングドライバーでその後アルファロメオのディーラーやレースチームのサポートをしていました。
その後独立しモデナに自信の名を冠した自動車メーカー兼レーシングチームである現在のフェラーリ社を設立。
1953年に発売された250シリーズまではレーシングカーベースの自動車の生産にとどまっていた。初の市販車として登場した250シリーズも所詮レースチームが作った車、当然快適ではなく不評でした。
しかし、年々改良を重ねていき1960年台前半にはかなりの完成度となった。
1957年にピニンファリーナとデザインやボディ製造の独占契約を交わし、生産効率を向上させます。ピニンファリーナはデザインスタジオだと思ってください。フェラーリ以外でもアルファロメオやマセラティのデザインも手掛けていたりするので、ピニンファリーナは重要なワードです。
車づくりにこだわるあまり、何度も破産しそうになったり、実際に破産したりしましたが、現在はフィアットの傘下となり、マセラティやアルファロメオとはグループ企業という関係になっています。
カテゴリー
V12エンジン×2シーター
V型12気筒エンジン搭載の2人乗りモデルのことです。
市販車として最初に作られた250シリーズがこれにあたりますので、非常に歴史の長いモデルということになります。
歴史あるモデルなのでこれこそがフェラーリと思っている人もいるくらいです。
古くはフロントエンジンで、途中ミッドシップエンジンになりましたが、575マラネロから再びフロントエンジンになりました。
V8エンジン×2シーター
フェラーリの商業モデルであるV型8気筒エンジンを搭載したモデルです。
初めて登場したのは1975年の308。小型フェラーリを意味するピッコロフェラーリと称されました。
現在は、V12の2シーターと共にメインのモデルとして定期的に新モデルを発表しています。
廉価版という位置づけではありますが、新車価格3000万円前後で庶民には手の届かない高級車であることに変わりはありません。
12気筒モデルよりも走りを楽しめる取り回しの良さと、故障への強さ、維持費の安さからフェラーリビギナー向けなイメージ。もちろん、好んで8気筒モデルを乗っている人も多数いますので一概には言えませんが。
V8エンジン×4シーター×オープンボディ
これが最も最近になって設定されたモデルです。
今のところ、フェラーリカリフォルニアとその後継モデルであるポルトフィーノのみです。
カリフォルニアは快適性と2+2のスタイル故の実用性の高さから、購入者の7割が初めてフェラーリを購入した人だというデータもあります。
エンジンが他のモデルに比べると小さく比較的燃費が良いのと、維持費が安いのでフェラーリビギナー向けなのでしょう。
都内でとにかくたくさん見るフェラーリです。
普段使いしている人が多いだけでなく、普通に通勤に使用しているのも珍しくありません。
気軽に乗れるフェラーリです。
V12エンジン×4シーター
あまり人気のモデルが多くないのが残念な12気筒の4人乗りモデル。
アメリカではこの12気筒の4シーターは「本当のお金持ち」が乗る車というイメージらしく、ランクが高いらしい。
4シーター故にキャビンがやや大きくぼったいデザインですが、昨今のモデルは四駆のシューティングブレークスタイルにしたことで、他のモデルと一線を画しています。
コーナーを攻めるというよりかは、高速道路や田舎道をのんびり走るグランドツーリング仕様。
12気筒のため、エンジンの振動が穏やかなので上品なフェラーリ、といったイメージです。
スペチアーレモデル
スペチアーレとは、英語のスペシャルと同じ意味です。
これまでに288GTO、F40、F50、エンツォ、ラ・フェラーリの5モデルが発売されてきました。台数は限定されており、希少価値の高さから市場価値が落ちないのが特長。
バブル期にはF40に2億円の値段が付き、走る不動産と言わしめた伝説のシリーズ。
選ばれし者にしか購入することが出来ず、エンツォ・フェラーリはそれまでに販売されたスペチアーレモデルのいづれかを所有していることが購入の条件とされたほど。
このモデルだけは押さえておけ!!
沢山のモデルがあるだけでなく、古くても価値が高いので、長く残る車ですからここでは車種を絞ってご紹介したいと思います。
所有者が多い、もしくは歴史的な意味合いが強いモデルを取り上げていきます。
フェラーリF8
現行のV8エンジン×2シーターモデルです。
座席の背後に搭載されるエンジンは先代の488ピスタと同じ720馬力を発生させます。トランスミッション(変速機)は7速のDCT。DCTとはデュアル・クラッチ・トランスミッションのことで、その名の通り2枚のクラッチを持つ2ペダルのセミオートマ。
これは他のモデルにも採用されているトランスミッションですが、コンピューター制御で変速するシステム。
デザインはフェラーリ社内のスタイリングセンターが担当し、後方の窓のルーバーが非常に特徴的。これは、F40を模して造られたデザインですので、そこだけは覚えておきましょう。
フェラーリ812スーパーファスト
現行の12気筒2シーターモデルです。
ネーミングは800馬力の12気筒を意味します。フェラーリのネーミングで数字三桁のモデルはこういったパターンが多いのが特徴です。
812スパイダー
この後も登場するネーミングパターンなので覚えておきましょう。
排気量6.5リッターの自然吸気エンジンは800馬力を発生し、最高速度は340㎞/h以上。フェラーリは最高速度や0-100㎞/h加速の数字を重視していないので、割とアバウトな感じ。歴代モデルの中で最もパワフルなフェラーリです。
自然吸気なので、非常に気持ちの良い甲高いサウンドと、12気筒の細かなエンジンの振動が魅力的です。
スタイリングはF8同様フェラーリスタイリングセンターが担当。リアの形状は365GTBを彷彿とさせるウィンドウとハイデッキ(トランク部分が短く高い)が特徴。このように最新のフェラーリでも、過去のフェラーリをオマージュしたデザインを採用するのがトレンドになりつつあります。
テールランプは伝統の丸型4灯を採用。先代のF12は丸型2灯だったので、後ろから見たイメージは812の方がクラシカル。
フェラーリ488
488ピスタ
フェラーリF8の前のモデルで、V8×2シーター初のターボエンジンモデル。
エンジンサイズを小さくしてターボで過給するダウンサイジングターボと呼ばれるスタイルのエンジン。
488というネーミングは1気筒あたりの排気量を意味します。
先代の458と基本的な形は似ているのですが、全体的にエッジの効いた仕上がりになっています。テールランプは丸型2灯。
488のデザインはスペチアーレモデルであるラ・フェラーリを手掛けたフラビオ・マンツォーニ氏。エッジの効いた感じはラ・フェラーリと通ずるものがありますね。
市販モデルはGTB、スパイダー、ピスタ、ピスタスパイダーの4種類。
GTBはGranTurismo Berlinettaの略。ベルリネッタがフェラーリのクローズドボディのモデルに付けられるネーミング。
一方のスパイダーがオープンモデルです。スパイダーというネーミングはアルファロメオやランボルギーニのオープンカーにもつけられるオープンカーの証。
GTBとスパイダーが通常のラインナップ。ピスタとピスタスパイダーが限定生産モデルです。
ピスタは720馬力のエンジンにパワーアップされ、空力パーツと軽量化によって武装されたモデルです。ピスタスパイダーはピスタのオープンモデル。より生産台数が少ないとされていますが、台数が公表されていないので不明。
フェラーリF12
812スーパーファストの前のモデル。
F12のさらに前のモデルである599からサイズダウンされ、車高が6cm低くなったので、実際に見た印象はかなりスポーティ。地面に張り付くようなスタイリングです。
デザインはピニンファリーナが担当。
テールランプは丸型2灯です。リアのトランクはウィンドウごと開くハッチバックスタイルです。リアフォグがナンバー下のセンターにあり、F1マシーンを思わせるものがあります。
フェラーリ458
V8エンジン×2シーターで、488の前のモデルということになります。
最後の自然吸気8気筒ということで、市場価格が中々下がっていないのが現状です。フェラーリらしい乾いたサウンドと華奢なデザインが美しい人気のフェラーリ。
488以降の男らしいとがったデザインではなく曲線美が女性的でなんともエロいフェラーリです。458以前のV8モデルとは違い丸型2灯のテールランプを採用。
センター3本出しのマフラーになっており、F40風なデザインです。実は458から右ハンドルが選択可能になりました。しかし、中古市場にはほとんど出回らずホールドしているのだと思われます。
中古相場は2300万円前後。
フェラーリF430
こちらもV8エンジン×2シーターのモデル。
F430からタイミングベルトからタイミングチェーンになったこともあり、維持費やメンテナンス性が飛躍的に向上しました。
日常使い出来るフェラーリはこの辺りの世代からといった印象ですね。
F430スクーデリア
デザインはマクラーレンMP4-12Cのデザイナーであるフランク・ステファンソン氏が手掛けています。ちなみに、フランク・ステファンソン氏はピニンファリーナ所属のデザイナーです。
サメ顔と称されるのはMP4-12Cにも通ずるものがあります。
フェラーリ360
V8エンジン×2シーターのモデルです。F430の前のモデルという位置づけ。
3.6LのNAエンジン、最大出力400馬力と今となっては非力なフェラーリです。しかし、人間がコントロールできるパワーって400馬力程度までだと思うんです。実際にポルシェ911S(991後期)に乗った時に420馬力のパワーに圧倒されました。
つまり、普段使いで500馬力や600馬力なんてまったくもって必要が無いんです。そこまでハイパワーでないことが現代においては新たな価値になりつつあるし、なっていくと考えています。
360はクローズドモデルのモデナと、オープンモデルのスパイダーが存在します。F1部門が絶好調だったこともあり、世界的な大ヒットを記録したモデルです。日本での球数が多いのは、360が発売した2000年ごろがITバブルだったことが少なからず影響しているでしょう。フェラーリの中でも中古の台数が多いので価格も1000万円を下回るものがほとんど。
マニュアルなら、クラッチ交換が3万キロ~5万キロ持つと言われ、シングルクラッチ、2ペダルセミオートマのF1ではなくあえてマニュアルで乗るユーザーもたくさんいます。クラッチ交換は構造上エンジンを降ろさないといけないので、100万円以上かかります(笑)
デザインはピニンファリーナのダビデ・アルカンジェリ氏。この時期のピニンファリーナのディレクターは世界的デザイナー、奥山清行氏。
ドアの後ろのダクトや、ドアハンドルは女性の爪をイメージしてデザインされており、全体としても丸みのある女性的なデザイン。
エンジンルームが見えるようなリアハッチを採用し、美しいフェラーリエンジンを垣間見ることが出来ます。エロいです。パンチラみたいなもんです。
フェラーリ599
12気筒×2シーターのモデルです。
フロントに搭載されるエンジンは、エンツォ・フェラーリ用をデチューンした6LのV型12気筒。自然吸気で620馬力は半端ではありません。それまでの12気筒と比べてもかなりレベルが上がったモデルです。
デザインはピニンファリーナに在籍していたジェイソン・カストリオタ氏。Cピラーに設けられたフライングバットレス(西洋建築における屋根や壁を支える構造材)が特徴で、しかもこのパーツが空力パーツも兼ねているという高等テク。
テールランプが丸型2灯になったのと、フロントマスクはかわいらしいです。それに対してエンジンが激しいのでギャップ萌え必至。
フェラーリF355
360の前のV8エンジン×2シーターのモデルとなります。
最後のリトラクタブルヘッドライト(格納式)となったモデルです。フロントノーズの低さ、クラシカルな外装、そして何といっても落ち着いたV8サウンドが特徴。
ネーミングの由来は3.5Lの5バルブエンジンで355。
実は、非常に人気のモデルで、価格が上がりつつあります。2015年くらいに12気筒のテスタロッサの価格が急騰した時期に一緒に市場価格が上がり1.5倍くらいになりました。
どうしても、現代のような埋め込みライトにすると、ライト部分が盛り上がる必要があるのでフロントが分厚くなってしまいます。それが、リトラクタブルヘッドライトのF355では平坦でエッジの効いたフロントシェイプ。
この年代のフェラーリは故障がまだ多く、維持費はまぁまぁかかってしまうのでマニア向けな印象。本当にフェラーリが好きでたまらない人が乗る車です。
フェラーリテスタロッサ/512TR
伝説的な人気車です。
スタイルはミッドシップマウントのV12エンジン×2シーター。
基本的な構造はテスタロッサと512TRでほとんど同じです。
512TR
初期のテスタロッサはサイドミラーが片側にしかなく、しかも運転席側のAピラーの上の方についているので、運転しにくそう(笑)
テスタロッサはテールランプがガーニッシュに覆われており、フェラーリ伝統の丸型4灯や2灯ではありません。しかしそれが逆にかっこよく、漫画やドラマ、映画にも登場するほどの人気。
現代の車には無い圧倒的な平べったさは、搭載されるバンク角180°のV12エンジンが影響しています。クランクへのピストンのつながり方がV型と同じなので、水平対向エンジンではなくバンク角180°のV12エンジンということになっています。
車幅1970㎜は現行の12気筒フェラーリである812よりも大きいです(笑)
「テスタロッサ」とは、「赤い頭」を意味し12気筒エンジンのフェラーリのみに許された赤いカムヘッドが由来となっております。最近のフェラーリは8気筒でも赤いヘッドが付いていますが、当時は8気筒モデルと一線を画すためにこのようなすみ分けがされていたのです。
ミッドシップではあるものの、田舎道をのんびり走るのに適したドライビングフィールで、コーナーでビュンビュン攻める速い車ではありません。
そのためか、キャビンの快適性を向上させるためにエンジンがミッドシップの中でも後ろの方に搭載されることとなり結果としてリアヘビーな車に仕上がりました。重量バランスがあまりよくないのもコーナーで弱い要因となっていると思われます。
信頼性は無いに等しく、壊れないように丁寧に運転する人が多いです。真夏、真冬はまず見かけません。気軽に乗るフェラーリではありませんね。
後継の512TRになると、エンジン出力の向上や低重心化で、先に述べたデメリットを解消。デザインはホイールが16インチから18インチに変更になった以外、目立つものはありません。
中古市場での台数は512TRの方が少なく価格は応談が多いのでブラックボックスの中。多分安くて2000万円くらいでしょう。
エンツォ・フェラーリ
言わずと知れたスペチアーレフェラーリです。フェラーリの創業55周年(なんで60じゃないんだよ)を記念したモデルです。
しかも、日本人の奥山清行氏がデザインしたこともあり、日本人には大人気のスペチアーレフェラーリ。スタイリングはこれまでのフェラーリからは全く想像もできないアグレッシブなもので、その後のデザインに大きく影響していると私は考えています。
エンツォが登場した2002年、海外の自動車メーカーから何台も名車が生まれた当たり年といわれています。SLRマクラーレン、ポルシェ・カレラGT、パガーニ・ゾンダ、ケーニグセグCC8Sなどなど。その中でもやっぱりエンツォがかっこいい。
正規の販売価格は7000万円くらいでしたが、即完売。399台限定で、日本には33台が正規輸入された。おそらく日本のディーラーは金があるので、並行輸入でも数台入っているでしょう。
すぐに市場に供給され1億円を超える取引価格になりました。今でも中古市場には出回っていますが、全て応談。現在は1.5億~2.5億くらいと予想されます。
コレクターズ品なので、都内でもほとんど見かけることはありません。田舎の豪族たちが所有している個体も多いです。イベントではたまに見かけますね。
デザインの特徴は、F1に肉付けさせたようなとがったノーズとダイナミックなエアインテーク、空力パーツにもなっている丸型4灯テールランプ。また、ルーフ側にヒンジの付いたバタフライドアを採用しており、ドアの開き方もハイパーカー。
エンジンは6Lの自然吸気V型12気筒エンジンで、最大出力660馬力を6速セミオートマで制御します。F40やF50には無い快適性を備えるために、エアコンを完備し、バタフライドアもシートへのアクセスを容易にしている。
これを持っていたら資産2桁~3桁億は確実。
フェラーリF50
スペチアーレフェラーリの中でも異端な存在。フェラーリ創設50周年記念モデルです。
「公道を走るF1」をコンセプトに作られ、ボディ構造やエンジン、トランスミッション等、ほぼレーシングカー(笑)
快適性は皆無で、スペチアーレモデルの中でもトップクラスの爆音。車内での会話は不可能だそうです。
丸みを帯びた控えめなフロントマスクに対して、巨大なリアウィングやエアインテークがただならぬ雰囲気を演出します。実際に只者では無いのですが。
生産台数349台。新車価格5000万円ほどですが、価値は上がり続け現在は余裕の億越え。スペチアーレの中でも生産台数が少ないので価格が落ちにくいです。もはや資産になるフェラーリ。
4.7LのV型12気筒エンジンはF1用のエンジンブロックを流用してボアアップさせたもの。本当に、公道を走るF1なのです。
ブッシュや緩衝材に全く工夫が無いため、快適性はなくただナンバープレートを取得できるレーシングカーです。トランスミッションは6速マニュアルのみ。
性能よりもコンセプト重視のスペシャルモデルですね。
フェラーリF40
創始者エンツォ・フェラーリ氏が最後に手掛けたフェラーリです。フェラーリの総業0種年を記念するモデルです。
スペチアーレモデルの第二弾で、V型8気筒のターボエンジンはスペチアーレモデルの第一弾288GTOと似た仕様。変更点はターボチャージャーで、日本のIHI製のタービンを搭載している。
所謂ドッカンターボで、過給が始まると急激にパワーが出るので、非常に扱いにくい。当時開発に携わっていたF1ドライバーが「雨の日にはガレージから出すな」と言ったという噂があるほどです。暖気をしないとギアが入らない、オイル漏れ、燃料漏れが多発し、焼失した個体が非常に多いです。
コンセプトは「そのままレースに出られる市販車」で、内外装はまさにコンセプト通り。内装は無いに等しく、構造パーツがむき出しの状態です。一応、エアコンは装備されているものの作動するかは不明(笑)
テールランプは丸型4灯。これはフェラーリ308のものと共通パーツです。
デザインはピニンファリーナが担当。角ばったボディに加えて、リトラクタブルヘッドライトの下にスモールランプがあるというデザインは発売当時のライバルであるランボルギーニ・カウンタックにも見られる共通の特徴です。
市場価格は不明ですが、海外のオークションを見る限り1億~3億円くらいが相場と言えそうです。スペチアーレモデルとしては生産台数が多く、1300台以上製造されました。当時バブルだった日本には並行輸入も含めると100台近いF40が輸入されたと言われています。
まとめ
このように、ざっくりとでもフェラーリのことを知っているだけで話が広がるだけでなく、信頼関係の構築に有利に働くこと間違いなしです。
将来的に、自分がフェラーリを購入するかもしれませんし、身近にそういう人が増えてくると思います。決して遠い話でもなく、現実的なのでこの機会にぜひ知っておくことをおススメします。