黙って一旦ポルシェを買え!!|ポルシェオーナーが語るポルシェの魅力

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ポルシェはあこがれの存在か

ポルシェはドイツの高性能自動車メーカーです。

一般的には高級車と言われがちなポルシェですが、実際は非常に親しみやすい車で、普段使いにぴったり。

なぜポルシェがそんなに魅力的なのかを解説したいと思います。

ポルシェは高級車ではない

確かに高いです。日本で買うと、一番安いマカンやケイマンでも新車価格600万円を超えます。

ただ、乗ってみると内装の質素さに気付くと思います。

ドイツ車の中でも、アウディとポルシェは内装が質素です。決して安っぽい訳ではありませんが、「この値段でこの内装?」と思わざるを得ません。

ただ、その中にもボタンの配置や操作のしやすさ、メーターの見やすさはさすがです。

 

さらに、これも有名な話ですが、ポルシェはオプションを付けないと快適装備がほとんど付いてきません。性能に影響するブレーキやエンジンはグレードが低くてもちゃんとしたものですが、日本車でも普通についてくるものが無いことも多々あります。

ですから、本体価格よりも100万円もたかくなってしまったなんてこともよくあります。

「最低限の装備しか付けないけど、最高の性能は保証するよ」

っていうのがポルシェです。

絶対的な速さではない

ポルシェの魅力は速さそのものではありません。

実際、速さや加速性能で言えばもっと速い車はたくさんあります。ではポルシェの何が魅力なのか。

 

バランスです。

とにかく乗りやすいのがポルシェの良さだと解釈しています。

なぜか日本には「スポーツカーは扱いにくくて壊れやすい」「多少快適でなくても良い」という考えがあります。マニュアルじゃないと!みたいなめんどくさいおじさんもたくさんいます。

 

しかし、ポルシェは扱いやすくて壊れないので安心して乗ることができ、結果として運転の楽しさに繋がると私は考えています。

ポルシェの乗りやすさの秘訣

全車種に共通して言える魅力をご紹介します。

乗りやすさの秘訣①ハンドリング

他社の車との一番大きな違いは、ハンドリングだと思います。

特にフロントエンジンのポルシェのハンドルは日本車とは比べ物にならないくらい重くて遊びが少ないです。

これは、ポルシェが最も重視している高速域での操作性に合わせて設計されているのですが、慣れないうちはギュンギュン曲げてしまって大変でした。

慣れてくると、むしろこういうフィーリングの方が安心感があります。

 

思った通りに曲がってくれる、今どのくらいハンドルを切っているのかが文字通り手に取るように分かるといった感覚です。

乗りやすさの秘訣②ブレーキとアクセル

ポルシェといえばブレーキ、というイメージがある人も多いと思います。

確かに、ポルシェはブレーキ性能が高いです。ポルシェが初めて作ったスポーツカー以外の車であるカイエンですら、最低グレードでも前後対向ピストンを採用しています。

絶対的なストッピングパワーは片押しブレーキの方が優れているのですが、対向ピストンにすることで、微妙な踏み具合に応じたストッピングパワーを引き出すことが出来るのです。

これにより、街中での踏み方、高速道路での踏み方、ワインディングロードでの踏み方を使い分けることが出来ます。

また、アクセルもブレーキ同様細かい踏み具合に応じた出力をするセッティングになっていて、ハンドル、ブレーキ、アクセル全てが一体感を持って操作することを可能にしています。

乗りやすさの秘訣③視界

スポーツカーって、着座位置が低くて後ろが見えにくかったり、エンジンがリアやミッドにあるとボンネットがどこまであるのか分かりにくくて運転しにくいことが良くあります。

しかし、ポルシェの車はどの車種も視界が良く運転しやすいです。

特に911はライとの張り出しが運転席から良く見えるので前方の感覚がつかみやすいです。サイドミラーはBMWなどに比べてもワイドで見える範囲も広いですし、ボディがグラマラスなので幅も実は把握しやすい。

 

港区でセレブママたちがカイエンを乗り回しているのも納得です。

乗りやすさの秘訣④エンジン

ここにきてようやくエンジンか、といった感じです(笑)

はっきり言って、ドイツ車はどのメーカーも良いエンジンを持っています。日本車とは比べるのが失礼なくらいパワーがあるだけでなく、パワーの出方も穏やかなので扱いやすいです。

ポルシェといえば水平対向エンジンですが、ポルシェが仕上げたエンジンならV型でも十分な性能とフィーリングです。(直4はイマイチ)

ドライサンプの乾いたサウンドと、低回転域からトルクフルな出力特性はエンジンブロックを共有している他メーカーのモデルとも全く違うものになっています。

 

乗りやすさの秘訣⑤トランスミッション

これは細かすぎるので無視しても良いです(笑)

現行のポルシェはカイエン以外PDKというデュアルクラッチの2ペダルセミオートマを搭載しています。トランスミッション自体はマニュアルと似たつくりで、2枚のクラッチを使ってスムーズに変速して走ります。

このトランスミッションは、効率的にエンジンパワーを引き出すだけではなく、燃費の向上にも貢献しています。

エコモードに入れていると、高速で下り坂を走っている時にギアをニュートラルに入れて滑走するコースティング機能が付いており、転がしているだけなのでほぼアイドリングの回転数で走ります。

 

911やケイマン、ボクスターは軽量なのもあり高速での燃費が10km/Lを超える事も日常です。実際、私の兄が981ボクスターで中央道を200㎞ほど走ってきた時の総合燃費は20km/Lに迫っていました。瞬間ではありません、総合ですからね。(街乗りでも10くらい走ります)

 

ダウンサイジングされた過給機付きエンジンならもっと燃費も良くなっていることでしょう。

性能面以外は?

ここまで話したポルシェの魅力ですが、性能面のみでした。

それ以外はどうなのか。

内装はお察しの通りです。高級路線のパナメーラとカイエン以外はオプションを付けない限り豪華とは言えません。

外装のデザインはかわいらしくて、それでいてかっこいいのに、かっこつけた感じもないので周りから冷ややかな目で見られることも稀です。

 

音響は、オプションでない場合、かなり質素です。

エンジン音を聞いてあげてください(笑)

 

維持費とかランニングコストとか

実は、アメリカの保険会社の調査によると、一番故障しにくい車がポルシェです。なんと2位のレクサスを抑えての一位。

 

確かに、ポルシェは空冷を除けばとても耐久性が高く維持しやすいです。

もちろん、消耗パーツとエンジンオイルを定期的に交換してあげることが前提になりますが、それはどの車も同じです。

 

私が乗っているカイエンは走行距離6.7万キロで購入して2年ほど経ち、現在9万キロを超えましたが、ライトの電球が切れた以外壊れていません。

兄のボクスターも一度センサーの異常があっただけで年間2万キロ近く走るにも関わらず故障はありません。

 

維持費が安いと、他のメンテナンスやタイヤにお金をかけることが出来るのでとても有意義なお金の使い方が出来ます。

日本では排気量と車重に応じて課税されるので税金もそれなりです。

 

年齢にもよりますが、多少保険料が高いくらいでポルシェだから特別維持費がかかるということはありません。

911だとOEMのパーツなどもあるので、維持費を抑えようと思えばかなり安く済ますことも可能。

まとめ

ポルシェは決して高級車でもスーパーカーでもありません。

買い物にもドライブにもデートにも使える超万能の車です。

 

ポルシェという全知全能の車を買って豊かな人生にしませんか?

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