可愛くて女子ウケ抜群
せっかく車を買うのであれば、デザインにもこだわりたいところ。そうなると国産車ではあまり選択肢はありません。
今回は可愛くて女子ウケの良い車をご紹介します。
初代BMWミニクーパーONEです。初代と言うのは、クラシックミニと区別してBMWが親会社になった後のミニを世代ごとに分けています。型式で言えR50型ミニクーパーONEです。
価格的にも安いものでは20万円台、高くても50万円程度で購入可能です。
R50型BMWミニONEのスペック
排気量 | 1.4L |
重量 | 1130㎏ |
馬力 | 90ps |
自動車税 | 39600円 |
排気量が1.4Lですが、13年超過しているので15%増しの約4万円。軽自動車と比較するとさすがに高く感じますが、初期コストがかからないので我慢して払いましょう(笑)
全長 | 3625mm |
全幅 | 1690mm |
全高 | 1425mm |
ホイールベース | 2465mm |
幅が結構あります。だからこそのデザインではあります。ただ、ライトが出っぱっていて見切りは良いです。
BMWミニONEの外装デザイン
横から見るフォルムから、ミニがいかにオーバーハングを切り詰めてホイールベースを長くしているかが分かります。
出来る限り前後重量配分50:50を目指すBMWの思想も入っているのでしょうかね。
ピラーのデザインもミニの特徴です。普通はピラーに窓をはめ込むようになっていますが、ミニONEではガラスでピラーを覆うようにデザインされています。
ドアノブはクラシカルなメッキ仕上げで形状もクラシカル。
可愛いですね。
今回試乗したのはミニONEの中でもONEセブンというグレードでした。内装も少し違ったりします。
BMWミニONEの内装デザイン
ハンドルは標準だとこの2本スポークで、オプションだと3本スポークが選択可能。ホーンは黒いボタンです。
ウィンカーは左側です。マニュアルだとシフト操作とウィンカー操作が左手になるのでやや煩わしくなるかもしれません。まぁ慣れですけどね。
私がミニで一番すくなパーツはこのトグルスイッチです。飛行機みたいでかっこいいだけでなく、古さを感じないおしゃれなデザイン。年式は古いですが、乗っていて感じることはありません。
グレードによってはウッドパネルやアルミになります。ONEセブンではこんなデザイン。
夜はこんな風に光ります。
シート
BMWミニはグレードによって様々なシートが装着されています。ONEのシートはあまりホールドはありませんが、ミニという名前に反して大きめです。
シートポジションがドアを開けて若干前の方にあるのでやや乗りにくいですがその分後席のスペースを確保しているのでしょう。
サイドシルは少し幅があります。ボディ剛性を高めるための構造でしょうか。
収納
ドアポケットが巨大で、パソコンが入るくらいです。財布やポーチが入ります。
また、グローブボックスは空けるとドリンクホルダーが出現します。
トランクスペースはお世辞にも広いとは言えません。大きいものを積む際はシートを倒して入れることになるでしょう。
シートを倒せばゴルフバッグなど大きいものも積めます。
後席の空間
後部のシートは決して広くはありませんが、ちゃんとひじ掛けがあるので安定感があります。
ポケットもあるので複数人でドライブするときにも便利です。
タイヤサイズ
意外と大事なのがホイール。これは純正の15インチ。タイヤ代は維持費の中でもかなり高額になりやすいですし、溝が少なすぎると危険なうえ車検も通らなくなります。ですからケチりたくないパーツ。タイヤサイズは175/65R15です。価格は4本でだいたい2万くらい。高級タイヤで4~5万という感じです。
試乗インプレッション
まず、ボディサイズが小さいため狭い道でも難なく運転出来ます。特に、ヘッドライトが張り出しているため前方の距離感がつかみやすいです。
パワーに関しては必要十分という印象でした。特に遅くはありませんが、ゆとりがあるほどパワフルでもありません。「思ったよりは速かった」程度です。
ハンドリング
パワステは重く、この世代のBMWらしいどっしりとしたもの。高速域で安定しているのはこのおかげでもあるかなと思いました。もし国産車に慣れているのであれば、一度乗った方が良いと思います。普段からポルシェやBMWを乗っている私でも駐車の時に「よっこいしょ」と言いたくなります(笑)
比較的遊びは少なめでリニアとまでは言えませんが、操る楽しさを感じるハンドリングです。
MTモード
ミニONEはトランスミッションがCVTです。それにマニュアルモードが付いています。欧州車はだいたいMTモードが付いています。
さて、このMTモードですが、さすがにCVT。作った感のある変速ショックを感じます。シフトチェンジにタイムラグがありますが、シングルクラッチセミオートマのフィアット500ほど遅くはありません。デュアルクラッチトランスミッションのフォルクスワーゲン系のMTモードみたいな俊敏さはありません。
ハンドリングと相まって結構楽しいです。シーケンシャルタイプの配置で手前に引くとプラス、前に押すとマイナス(シフトダウン)です。減速時のGのかかり方を考慮するとこの配置が良いなと私は思います。
ペダル類
ブレーキは吊り下げ式で、国産コンパクトほどではありませんが、やや遊びがあります。
アクセルは遊び少なめのオルガン式。ただ、エンジンの立ち上がりがかったるいので60キロ制限くらいの道路では結構踏みます。
欧州車らしく、アクセルを踏まないとエンジンブレーキが結構かかる仕様になっているので、踏み間違いし難くて良いです。
気になるところ
視界良好ではあるのですが、運転していて気になったのが上方の視野。
停止線で止まると、信号が見えません(笑)
これは、窓が立っていてルーフがダッシュボードの真上あたりまで来ているのが要因だと思いますので、窓が立っているGクラスなどでも懸念されそう。
のぞき込んでください。私は身長173cmでシートポジションは低く、前にしているのでおそらく見やすくはなっているはずですが、それでも見えません。
また、走行中のロードノイズも少し気になりました。普段SUVを乗っている身としては60キロを超えた当たりからタイヤの音がうるさくなってきます。高級タイヤにすれば多少改善されるかもしれません。
燃費
カタログ値では11.8m/Lですが、実際乗った感じだと8~10くらい。ハイオクなので燃料費はそこそこかかってしまいます。
ただ、何度も言いますが初期コストが低いので倍の値段を払って燃費の良い車に乗るよりはコストは抑えられると思います。
まとめ
BMWミニONEは、デザイン重視の人にはピッタリだと思います。
国産車に慣れている人からすれば、ハンドルの重さや燃費はネックになってくるかもしれませんが、その代わり運転の楽しさと安心を買うことが出来ます。
是非ミニを買ってドライブデートに出かけましょう!